活性化拡散モデル(spreading activation theory)
活性化拡散モデル(spreading activation theory)
コリンズとロフタスは、
それぞれのリンクが,意味的走査の過程でどれだけ速くたどられるかを示す強度値を有していると仮定
この意味的関連度 (リンク強度)を2つのノード 間の距離にたとえた。
活性化拡散モデル
リンクの意味的関連度と処理過程の概念をつけ加えたこのモデルでは、
意味的走査を,
固有の関連度をもつリンクを介し、実行される連続的な活性化の拡散と見なしている。
ここでいう「活性化」とは,既存の知識構造において,、
特定の記憶表象がただちに利用可能な状態に変換されたことを意味する。
ある概念を処理すると,当該のノードからリンクに沿った連続的なエネルギーの流れが引き起こされ、リンクの意味的関連度に応じて、近接した概念も活性化されるとし、
ネットワークにおける情報の走査を、並列的な活性化の拡散としてモデル化した。
活性化の減衰は時間経過に比例し、リンク強度に反比例する。
また、複数の概念ノードからの活性化は加算される。